五劫思惟阿弥陀像(ごこうしゆいあみだぞう)
またの名は「アフロ仏」

2022年3月16日

アフロヘアの大きな頭
ふっくら顔
ビックリ(@_@;)する容姿の仏像だが
阿弥陀如来像(あみだにょらいぞう)だ

実際に見ると、
かわいい😍
そして、あったかで幸せな気持ちになります

阿弥陀如来もかつては人間で、法蔵(ほうぞう)という僧侶だった

法蔵が、まだ菩薩だったとき、四十八願(しじゅうはちがん)をたてるために五劫という長い時間、考えに考え抜いた
そして、考えすぎて髪が伸びてしまった
五劫思惟の阿弥陀如来像は、その様子を表わしている

悟りを開いた如来の髪は、釈迦如来(しゃかにょらい)も薬師如来(やくしにょらい)も阿弥陀如来(あみだにょらい)も螺髪(らほつ)という、巻貝が頭にたくさん乗っているような髪型
五劫思惟の阿弥陀如来像は、その巻き毛が伸び、頭全体が大きくなった

劫(こう)」とは、途方もなく長遠な時間の単位です

あらゆる生き物を救う!
全ての人々を幸せに!

純粋に悩みつづける阿弥陀如来さまです

ぜひ!見たい五劫思惟阿弥陀仏像

地蔵院(椿寺)京都 ・正月三が日のみ拝観

本尊であり、ふっくらした頬、やさしい目元、おちょぼ口
「お多福阿弥陀(おたふく あみだ)のニックネームで親しまれている

五劫院(ごこういん)奈良 ・特別拝観日あり

両手を衣の中に隠している姿で、定印(じょういん)を結んでいるという
五劫院を開山した俊乗房重源(しゅんじょうぼう ちょうげん)が宋からもたらしたという伝説がある

東大寺 奈良 ・毎年10月5日拝観予定

勧進所 阿弥陀堂
重要文化財
鎌倉時代(13世紀)
木造
106㎝

阿弥陀如来

Posted by susu