薬師如来のちかい!十二大願(じゅうにだいがん)

青い色の宝玉が放つ光に充ち満ちた世界、瑠璃光浄土(るりこうじょうど)で、病気の人々を救い、苦しみを取り除いてくれる仏

薬師如来(やくしにょらい)

病気の人々を救い、その苦しみを取り除く、薬師如来が信仰する功徳は、現世利益です

薬師如来がそのような、救いをつかさどることになったのは、薬師如来が発した十二大願にある

十二大願(じゅうにだいがん)

第一願 相好具足(そうこうぐそく)
すべての人々を如来と同じ姿にしてあげよう

第二願 光明照被(こうみょうしょうひ)
我身から光明を放射して人々を闇から救ってあげよう

第三願 所求満足(しょぐまんぞく)
人々の希望をかなえてあげよう

第四願 安立大乗(あんりゅうだいじょう)
人々をすべて大乗仏教の道に導き入れてあげよう

第五願 持戒清浄(じかいしょうじょう)
修行中の者が戒律を守れるようにしてあげよう

第六願 諸根完具(しょこんかんぐ)
すべての人々の心身を健康にしてあげよう

第七願 除病安楽(じょびょうあんらく)
すべての病気を治して安楽にしてあげよう

第八願 転女成男(てんにょじょうなん)
か弱い女性の身体を強い男性の身体にしてあげよう

第九願 去邪趣正(きょじゃしゅしょう)
誤った見解を捨てさせ正しい見解を獲得させよう

第十願 息災離苦(そくさいりく)
ありとあらゆる災いや苦しみをなくしてあげよう

第十一願 飢渇飽満(きかつぼうまん)
飢えから生じる悪事を防ぐために食を十分あげよう

第十二願 荘具豊満(そうぐほうまん)
貧しさゆえに衣服のない者に十分な衣服をあげよう

仏像本より

薬師如来坐像(やくしにょらい ざぞう)

双林寺(そうりんじ)宮城県

重要文化財
平安時代

全体を1本のケヤキ材から造られている
東北地方に現在する仏像では最古の一つ
「お薬師様」「杉薬師様」と親しまれている

薬師如来を信仰すれば
生命にかかわる病気になっても
治療できなかったり
薬がなかったり
親がなかったり
家がなかったり
貧しかったりしても
みな解決してしまうと・・・

尋常ではない死に方も、まぬかれるともいう

薬師如来

Posted by susu