四天王って?

四天王(してんのう)

四天王は、宇宙の中央にそびえる須弥山(しゅみせん)の山頂に住む帝釈天(たいしゃくてん)に仕え、
須弥山中腹の四天王宮に住み、四方(東西南北)を守護する天部

四天王は、忿怒の(ふんぬ)の表情で甲冑(かっちゅう)を身に着け、武器をもち、邪鬼(じゃき)を踏む

本尊がまつられる須弥壇(しゅみだん)の四隅に配置される

 

多聞天(たもんてん)

北方の守護神

多聞天は、「仏の説法を多く聞いた者」、または「広く名の聞こえた者」という意味

毘沙門天とも呼ばれる

宝塔(ほうとう)をかかげて鉾(ほこ)や宝棒をもつ


髻(もとどり)
髪を頭上に集めて束ねたもの

宝塔(ほうとう)
仏舎利(お釈迦さまの遺骨)を納めた塔

甲冑(かっちゅう)
武装した武神として表現

宝棒(ほうぼう)
仏教の敵を打ち砕く
煩悩を打ち砕く

邪鬼(じゃき)
仏教をおびやかす鬼で、踏みつけられている

増長天(ぞうちょうてん)

南方の守護神

増長天は、「生長せる者」という意味
増長・増大させる力をもつ

増長天は戟(げき)をもつ


三叉戟(さんさげき)
先端を相手に突き刺して倒す武器
先が三つに分かれている

肩当(かたあて)
鎧の両肩を守る部分
獅子の頭がデザインされている

甲冑(かっちゅう)
武神として表現

邪鬼(じゃき)
仏教をおびやかす鬼で、踏みつけられている

広目天(こうもくてん)

西方の守護神

広目天は、「通常でない眼をもつ者」という意味
あらゆるものを見通す智恵をもつ

広目天は筆と巻物をにぎる

甲冑(かっちゅう)

巻物(まきもの)

筆(ふで)

邪鬼(じゃき)

持国天(じこくてん)

東方の守護神

持国天は、「国を支える者」という意味
国家安泰を司る

持国天は金剛杵(こんごうしょ)や剣などをもつ


三鈷杵(さんこしょ)
煩悩を打ち破る武器
両端に爪状の刃物

忿怒面(ふんぬめん)
目を見開き、激しい怒りを表す

甲冑(かちゅう)

帯喰(おびくい)
腰帯の留め金具
帯をかんでる

邪鬼(じゃき)

四天王,

Posted by susu