なぞ!地蔵菩薩立像 安産寺 奈良
川に流されてきたという
お地蔵さま
村人が助けて集落についたら
急にずっしりと重くなり
「ここに!どこにも行きたくない!」と・・・・・
地蔵菩薩立像(じぞうぼさつりゅうぞう)
安産寺(あんざんじ) 奈良
重要文化財(戦前は国宝)
像高177.5㎝
平安時代 9世紀
榧(かや)の一木造(いちぼくづくり)
背面から長方形に背刳(せぐ)り-空洞にする
翻波式衣文(ほんぱしきえもん)
彫りが浅くなめらかな室生寺様式(複翻波(ふくほんぱ)式=漣波(れんぱ)式)
肉身は黒漆塗りに肌色が?
衣は赤、截金(きりがね-細く切った金で模様を置く)
なぜ?
室生寺(むろうじ)の地蔵菩薩立像(じぞうぼさつ りゅうぞう)が、宇陀川(うだがわ)下流の安産寺(あんざんじ)になぜ?安置されているのか
なんの記録も残されていない😔
地蔵菩薩立像の本来の台座と光背には、室生寺の宝物館(ほうもつかん)で、他の地蔵菩薩が立っている
とてもアンバランスです
地域の方々は、安産寺に子安地蔵(こやすじぞう)として、いらっしゃるだけで喜んで、大切に守っている
一度は、何らかの理由で奈良国立博物館に預けたらしいが、戻ってきてほしいと
地域の方々が、コンクリートの安置場所を建て、迎えられた
お顔も美しいが
翻波式(ほんぱしき)といわれる衣の文様
大波 小波 小波 大波 ・・・・・
身体にピッタリと流れ
おみごと!
沓(くつ)を、はいているのも、珍しい
お地蔵さまは、あらゆる世界をめぐり歩き、苦しむ人々を救う
造った仏師の心づかいがステキ😘
ちなみに、セットで同じ仏師が造っただろうとされる
室生寺金堂(こんどう)の釈迦如来立像(しゃかにょらい りゅうぞう)は
はだし!
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