兜率天(とそつてん)で弥勒菩薩が考え中(´-ω-`)
降兜率(ごうとそつ)
神様の住む天界の兜率天より、お釈迦様が六本の牙をもつ白象になり、閻浮提(えんぶだい:私たちの住む世界)に、降ってこられるという伝説がある
仏教の世界観における天界の一つ
欲界(よっかい)・色界(しきかい)・無色界(むしっかい)の三つに大きく分かれます
人間の世界は欲界の下です
欲界に属する六欲天
一、他化自在天(たけじざいてん)
二、化楽天(けらくてん)
三、兜率天(とそつてん)
四、夜摩天(やまてん)
五、忉利天(とうりてん)
六、四大王衆天(しだいおうしゅてん)
兜率天には、内院と外院がある
内院は将来仏となる菩薩(ぼさつ)が住むところ、現在は弥勒菩薩が説法をしている補蛇落山(ほだらくせん)などがある
弥勒菩薩半跏像(みろくぼさつはんかぞう)
野中寺(やちゅうじ)大阪府
666年
重要文化財
兜率天という天上の世界で、お釈迦さまが亡くなったあと56億7000万年後にこの世に降りて人々を救うといわれている
右足を左ひざの上に乗せ、頬に軽く手を当てる姿は、人々を救う方法を思案する姿と考えられている
外院には、天部の衆が住む
兜率天の一日は、人間界の四百年にあたる
笠置山(かさぎやま-京都・奈良・滋賀・三重の県境にある)には、龍穴(りゅうけつ)という奥深い洞窟があり、その奥は弥勒菩薩の住む兜率天につながっていると言われていた
東大寺の開山、良弁僧正(ろうべんそうじょう)の弟子、実忠和尚(じっちゅうおしょう)は修行中、龍穴の奥へと歩いていくと、やがて兜率天にたどりついた
兜率天で行われていた行法を人間界に伝えたのが東大寺のお水取りであるという
そして、実忠和尚は兜率天の天人たちが十一面観音(じゅういちめんかんのん)の悔過(けか-儀式)を行うのを見て、下界でも行いたいと願ったという
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